ミニチュア・シュナウザーに興味があるけど、「値段の相場がわからない」と思っていませんか?
「購入価格はどの程度?」
「病気にかかりやすい子もいる?」
「しつけはしやすい?」
「運動量は多い?」
愛犬とは、10年以上の期間を一緒に過ごすパートナーになるので、自分の「性格」や「ライフスタイル」に合った犬種を選びたいものです。
数ある犬種の中で、「ミニチュア・シュナウザー」もたくさんの魅力にあふれています。
ミニチュア・シュナウザーは、独特なフォルムと部分的に長い口ひげや眉毛がおじいさんみたいと大人気な犬種の一つです。 また、その落ち着いた見た目からは意外な活発で走り回ることが大好きな一面も、人々を魅了しています。
私は、実際に「ミニチュア・シュナウザー」と暮らしており、飼ってみてわかった重要な情報がたくさんあります。
今回は、 今までの知識と経験をフル活用して、ミニチュア・シュナウザーの「値段」や「売れ残り」の理由についてご紹介させていただきます。
飼ってから後悔しないために、
ミニチュア・シュナウザーの「性格」や「特徴」についても
簡単にチェックしておきましょう!
【まず結論から】
ミニチュア・シュナウザーの値段相場は
約27万円(税別)
※小型犬の中でも平均的な値段
※ご安心ください!
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ミニチュア・シュナウザーの「値段」の相場は?
元気がよく従順で賢いミニチュアシュナウザーは人気が高く、飼いたいという人がたくさんいます。
どれくらいの価格でお迎えできるのか気になるところですよね。
ミニチュアシュナウザーの価格は大体10~30万円と価格の幅は広いですが、主に「毛色」「性別」「血統」などの項目で決まっています。
「毛色」ごとの値段
こちらでは、「毛色」ごとの値段についてまとめさせていただきます。
・【個体数No.1】ソルト&ペッパー:16~28万円(税別)
・【個体数No.2】ブラック&シルバー:18~24万円(税別)
・【個体数No.3】ブラック:17~28万円(税別)
・【個体数No.4】ホワイト:18~27万円(税別)
・【非公認レアカラー】茶色、ウィートン、レバー:24~28万円(税別)
ソルト&ペッパー(個体数No.1)
値段の相場:16~28万円(税別)
ミニチュアシュナウザーのイメージと言えばこの色。人気No.1の「ソルト&ペッパー」です。
白と黒がほど良く混ざり合っており、その名の通りソルト(塩)とペッパー(黒コショウ)を振りかけたような毛色です。
表面のオーバーコートが白と黒の両方の色素を持っており、ソルト&ペッパーの特徴である白と黒を混合した色を表現しています。
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)ではソルト&ペッパーの定義として、内側のアンダーコートはグレーの毛色をしていなければなりません。グレーには濃淡がありますが、白に近いグレーから黒に近いグレーまで認められています。
ブラック&シルバー(個体数No.2)
値段の相場:18~24万円(税別)
ミニチュア・シュナウザー渋さをさらに引き出す色「ブラック&シルバー」です。
ソルト&ペッパーは「白と黒の毛色が混ざりあった色」に対して、ブラック&シルバーは「白と黒の毛色がはっきり分かれた色」になります。
ミニチュア・シュナウザーの特徴でもある、眉毛やヒゲの部分は白になっている場合が多く、胸の部分や足の一部にも白が出る傾向にあります。足先に白い色が出ると、靴下をはいているように見えて立ち姿が可愛らしくみえます。
ブラック&シルバーはミニチュア・シュナウザーの毛色全体のなかでも、毛色変化(退色)が少ないのが特徴です。
まずアメリカで認定され、原産国のドイツでも1976年に公認された意外と新しい毛色です。
ブラック(個体数No.3)
値段の相場:17~28万円(税別)
「漆黒のブラック」のミニチュア・シュナウザーも人気です。
ミニチュア・シュナウザーの深い黒色をした眼のように、オーバーコート、アンダーコートともに真っ黒な毛で覆われています。
ミニチュア・シュナウザーのブラックの毛色の定義には「ブラックのアンダーコートで漆黒」と書かれており、黒い色の中でもさらに「黒い黒」を表現しています。
ミニチュアシュナウザーの特徴である長い眉毛やヒゲとの相性がとても良く、気品を増しエレガントなイメージを与えます。
スタンダード・シュナウザーやジャイアントシュナウザーにも見られる色で、「ソルト&ペッパー」に次ぐ、ベーシックな色とされています。
ホワイト(個体数No.4)
値段の相場:18~27万円(税別)
眉毛やヒゲも真っ白なキュートな「ホワイト」も人気です。
オーバーコートもアンダーコートも真っ白な毛色を持つホワイト。
他の毛色より柔らかい毛が特徴です。
真っ白の被毛はとても可愛らしく見えますが、その分汚れが目立ちやすいという弱点もあります。食後や散歩のあとは、顔をこまめに拭いてあげましょう。
目の周りがとても変色しやすいので、涙で濡れていたり目やにがついていたりするときは早めに拭きとり、美しいホワイトの毛を保ってあげてください。
FCI(国際畜犬連盟)では、認められていますが、アメリカ(AKC)では、まだ公認されていない色です。ミニチュア・シュナウザーの中では比較的新しい毛色で、頭数もまだ少ないため、珍しい部類と言えます。
茶色(ウィートン・レバー)※非公認レアカラー
値段の相場:24~28万円(税別)
ここまでご紹介した公認カラーである4色は、ブリーダーサイトやペットショップで見ることができますが、レアカラーと呼ばれる非常に「珍しい色」をした茶色い毛色のウィートン(レバー)は出会えることが多くはありません。
「ウィートン」と呼ばれる毛色は、可愛いミルクティー色で、優しくてとても愛らしい雰囲気です。
「レバー」と呼ばれる毛色もあり、赤褐色のチョコレートのような色で、焼き鳥のレバーを思い出すとわかりやすいです。鼻も同じような色をしています。
レバーは全部が1色の場合だけでなく、レバー&シルバー、レバー&タン、レバー&ホワイト、レバー&ペッパー、と言った組み合わせもあります。
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「性別」ごとの値段
個体差はありますが、女の子の方が2~5万円高い傾向があります。
女の子の方が一般的に大人しく飼いやすいといわれており、繁殖がしやすいが出生率が低いという理由から甘えん坊でやんちゃな男の子より価格が高くなりことがあります。
ただ、珍しい毛色であれば性別関係なく高い価格が設定されたり、女の子でも元気いっぱいでやんちゃな子もいるので、実際に会ってみてから決めた方がよさそうです。
我が家のアルちゃんはやんちゃ過ぎる女の子として
売れ残ってしまっていました!
もう少し「やんちゃ過ぎる女の子」の正体を知りたい方はコチラ↓
「血統」ごとの値段
ミニチュアシュナウザーに限らず、親やその上の世代にチャンピオン犬がいると価格が高くなります。
30万円ほどまで価格が上がったりしますが、優秀な血統でない場合でもミニチュアシュナウザーの愛らしい見た目や飼いやすい性格にほとんど変わりはないので、きちんと自分に合ったミニチュアシュナウザーに出会えるとよいですね。
もう少し「ミニチュア・シュナウザー」について、知りたい方はコチラ↓
他の犬種との値段比較
ミニチュア・シュナウザーの「値段相場」はまとめさせていただきましたが、他の犬種と比べるとどうなのでしょうか?
こちらでは比較表にてまとめさせていただきます。
犬種 | 値段相場 |
---|---|
ミニチュア・シュナウザー | 約27万円(税別) |
トイプードル | 約28万円(税別) |
チワワ | 約24万円(税別) |
ポメラニアン | 約32万円(税別) |
ミニチュアダックスフンド | 約24万円(税別) |
柴犬 | 約22万円(税別) |
ジャックラッセルテリア | 約27万円(税別) |
イタリアングレーハウンド | 約27万円(税別) |
ミニチュアピンシャー | 約22万円(税別) |
キャバリア | 約32万円(税別) |
ショットランドシープドッグ | 約28万円(税別) |
ボストンテリア | 約33万円(税別) |
人気な小型犬と比較しましたが、ミニチュア・シュナウザーはその中でも平均的な値段相場と言えます。
ミニチュア・シュナウザーの「売れ残り」の理由
今、日本では多くの子犬がペットショップやインターネット上で販売されており、誰もが気軽に犬を購入できるようになっています。
でも、飼いたいという人が増えている一方で「売れ残り」の子犬が増えているのも事実です。
ペットショップで「売れ残り」が起こる理由
売れ残る理由は、下記の3つがあげられます。
- 【供給過多】人気犬種は在庫を抱えたい
- 性格や動きで敬遠される
- 売れどきが短すぎる
【供給過多】人気犬種は在庫を抱えたい
今や日本はペット大国ですが、犬の繁殖量に比べて引き取ることができる人の割合は少なく、需要と供給のバランスが取れていないのが実情です。
とはいえ、ペットショップやブリーダーにとっては、人気の犬種は多ければ多いほど儲かるため、在庫を抱えがちになります。また自社で大量生産するショップもあり、当然供給過多になります。
性格や動きで敬遠される
ペットショップのショーケースから見るだけでは、犬の性格や動きがよく分からなかったり、先住犬との愛称が悪そうに感じたりということも、売れ残りの要因の一つといえます。
売れどきが短すぎる
犬を飼おうとするとき「子犬から育てたい」と考える人は多いと思います。実際にペットショップで人気があるのも、生後2~3ヶ月頃の子犬たちです。
大部分の子犬は、新しい飼い主さんに引き取られますが、生後3ヶ月を過ぎても飼い主さんが見つからない場合は少しずつ値段下がりしていき、5ヶ月頃には最初の売値の半分以下になるケースもあります。
さらに生後半年を過ぎてしまうと、セールでも引き取られることが少なくなります。この頃になると、人見知りがはじまったり個性が出てきたりするので、売れ残りに拍車がかかってしまいます。
ペットショップも大幅に値下げし、どうにか飼い主さんを見つけようと努力しますが、それでも売れ残ってしまったときは、譲渡会に参加し里親を募集することになります。
しかし譲渡会でも飼い主さんが決まらなかった犬は、どんな運命が待っているのでしょうか。
我が家のアルちゃんも出会ったころには
「生後4か月」を過ぎており、セールとなっていました。
売れ残った子犬のその後
どんな商品もそうですが、売れ筋の商品はどんどん入荷しますが、売れない商品は処分されます。ペットショップに並ぶ子犬も「商品」として生まれてくるので、同じことがいえます。
運が良いとお店の看板犬になったり、店員さんの友人に引き取られたりします。また系列店の安売りショップで再販されることもありますが、こうしたケースは稀といえます。
売れ残った多くの子犬は、繁殖業者に引き渡されひたすら繁殖を繰り返す、実験用の動物を扱う業者に売却される、保健所に持ち込まれ処分されるといった運命をたどります。なかには山林に捨てる悪徳業者もいます。
ただ人気の犬種の場合は、少し大きくなっても売れる見込みがあるので、例外としてペットショップに残る場合もあります。
ペットショップで売れ残りが起きないペット先進国の対策
ペット先進国といわれる欧米諸国の中には、ペットショップでの動物販売は虐待にあたるとして禁じている国もあります。
禁止の国でペットを飼う場合は、信頼できるブリーダーから迎えるほか、保護施設から引き取るのが一般的となっています。これは、ペットを「物」ではなく「パートナー」として考えているからです。
日本でも不幸な命をなくす取り組みとして、保護施設や里親募集サイトなどの利用をより身近なものにしていきたいですね。
ミニチュア・シュナウザー「5万円」は安すぎる?
なぜ、お店(ブリーダーサイト、ペットショップなど)にはビックリするほど安い値段で売られる子犬がいるのでしょうか?
一般的には、下記の理由によって値段が安く設定されてしまうようです。
- 売れ時を過ぎてしまった
- 見た目が良くない(ミスカラーがある、毛並みが悪い、顔立ち、左右の瞳の色が違う)
- 小型犬種の割に大きい(大きくなる要素を持っている)
- 性格(活発すぎる、大人しすぎる)
- 個人の自家繁殖で血統書が作れない(※近親交配の可能性あり)
- 病気等が原因(骨格異常、関節疾患、噛み合わせが悪い、心臓に異音がする)
- 何らかの理由で仕入れ値がタダ同然 など
ミニチュア・シュナウザーに多い症状としては、肉球が通常離れている箇所がつながってしまっていて、見た目がハートの形をしている場合があります。
特に健康上の問題はありませんが、値段が安くなっている場合があります。
ミニチュア・シュナウザーを迎える場所
ミニチュア・シュナウザーを迎えるためには、いくつかの方法(場所)がありますので、そちらをまとめさせていただきます。
ペットショップ
ワンちゃんをお迎えする際、ペットショップを選ぶ人が多いかもしれません。
きちんと清潔な環境で育てられ、血統や価格などが明記されているので安心できる場所です。
また、ワンちゃんと同じ場所にグッズが販売されていることがほとんどなので、必要な道具を一緒に揃えることができます。
店員さんに相談しながら選んでいけば、初めての方も安心して準備することができます。
ブリーダー
ブリーダーから譲り受ける場合は、15~25万円前後と、ペットショップで購入するより少し価格が下がることが多いです。
ただし、悪質なブリーダーさんなども残念ながらいるようなので、飼育環境や食事の管理などワンちゃんの健康状態をしっかりと自分の目で確認してから選ぶようにしましょう。
ミニチュアシュナウザーを専門にしているブリーダーさんを選ぶとその後の飼い方についても詳しく教えてくれます。
里親
保護されたワンちゃんたちを譲り受けるシステムで、不幸になるはずだったワンちゃんを救うことができます。
ペットショップやブリーダーに比べてかなりお手頃な価格で譲り受けることができます。
ただ、健康状態に保証がない場合もあるため、初めてワンちゃんを飼う方には少々ハードルが高いかもしれません。
また、必ずしも求めているカラーの子が見つかるとは限りません。
【その他】お迎えする時に必要な費用
ワンちゃんを飼う上で、お迎えする費用だけでなく揃えておくべき必要なグッズなどがたくさんあります。
- 畜犬登録料:3,000円程度
- 混合ワクチン:16,000円程度
- 暮らすための初期グッズ(ケージ、クレート、トイレ、食器、ベッド、おもちゃ、など):5万円程度
- お散歩用の初期グッズ(首輪、リード、水入れボトル、など):4,000円程度
「初期費用」について、もう少し詳しく知りたい方はコチラ↓
最後に、愛犬の「しつけ」に不安がある方へ
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