愛犬がよく口元をペロペロとしてくれませんか?
犬にとってはそれが愛情表現であり、「大好きだよ」「安心させてね」という意思表示だと知ると更に愛らしくなってしまいますよね。
しかし、「人から愛犬へ」「愛犬から人へ」と病気がうつってしまう可能性もある人獣共通感染症(ズーノーシス)をご存じでしょうか?
我が家も「ミニチュア・シュナウザー」を飼っており、よくペロペロされて喜んでしまっていますが、病気の感染には注意しなければなりません。
昨今はコロナウイルスの蔓延も重なっており、感染症については特に気になるところではないでしょうか?
これを機会に、犬の感染症について調べてわかった知識など網羅的にまとめておこうと思います。
そこで今回は、人と犬との間で感染する可能性のある人獣共通感染症(ズーノーシス)についてご紹介させていただきます。
- よく愛犬にペロペロされる
- 愛犬と一緒に寝ている
- 愛犬の病気が心配
- 「人から犬へうつる病気」「犬から人へうつる病気」を知りたい
- 実際に犬を飼っている人の具体的な意見が聞きたい
結論:ペロペロはほどほどに
人獣共通感染症(ズーノーシス)とは?
犬が人と暮らすようになって2~4万年と言われています。現在では、労力を提供してくれるだけでなく、人の心を癒してくれる「なくてはならない存在」ですが、近い存在になればその分、病気がお互いの間を行き来する可能性が高まります。
どうぶつと人との間でうつる病気のことを「人獣共通感染症(ズーノーシス)」と言い、「どうぶつからヒト」だけではなく、「ヒトからどうぶつ」にうつることもあります。
※1975年、世界保健機関(WHO)では「脊椎動物と人間の間で通常の状態で伝播しうる疾病(感染症)」と定義付けをしています。
この人獣共通感染症(ズーノーシス)から人とどうぶつを守るためには、病気を正しく理解し、予防する知識を持つことが重要です。
なお、2006年6月1日に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」では、「どうぶつと人の間で感染する病気(ズーノーシス)の知識を持ち、予防することが飼い主さんの責務であること」が明確になりました。
どんな病気がある?

1975年、世界保健機関(WHO)において人獣共通感染症(ズーノーシス)は「脊椎動物と人間の間で通常の状態で伝播しうる疾病(感染症)」と定義されています。
WHOで確認されている人獣共通感染症(ズーノーシス)は約150種ありますが、
日本ではこのうち約50種の人獣共通感染症(ズーノーシス)があることが知られています。
ウィルス系
- 狂犬病
- 高病原性鳥インフルエンザ
- 日本脳炎
- ウエストナイル熱 など
※ウィルスとは細胞を持たず、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体です。
細菌系
- パスツレラ感染症
- バルトネラ症(猫ひっかき病)
- 結核
- ペスト
- 野兎病
- ライム病
- レプトスピラ症
- サルモネラ症
- ブルセラ病
- エルシニア症
- リステリア症 など
※細菌は細胞を持ち、他の生物の体内に侵入して細胞の栄養を吸い取ります。また吸い取った代わりに毒素を出して侵入した先の細胞を壊します。
リケッチア
- Q熱
- 日本紅斑熱
- つつが虫病 など
※リケッチアとは細菌の一種ですが、大気や土壌などの環境中で生息できず、他の生物の細胞内のみで生息、増殖するウィルスに似た行動を取ります。ヒトは通常、病原体を保有するマダニやノミ、シラミなどの虫に刺されることでリケッチアに感染します。
クラミジア
- オウム病 など
※クラミジアとは細菌の一種ですが、別の生物の細胞内でのみ増殖可能であり、自身での単独増殖はできません。エネルギー摂取は、宿主動物に依存しています。
真菌(カビ)系
- 皮膚糸状菌症
- クリプトコッカス症
- カンジダ症 など
※真菌とはカビのことです。有機物質を腐敗させる働きがあり、真菌の種類としては酵母菌、糸状菌などがあります。
原虫系
- トキソプラズマ症
- クリプトスポリジウム症
- ジアルジア症 など
※原虫とは顕微鏡でしか見ることのできない単細胞生物です。自然界には多くの原虫が生息していますが、哺乳類に寄生の結果、原虫が危険な存在となるのは、免疫低下など、免疫系に反応することが多いのが特徴です。
寄生虫系
- フィラリア症
- 回虫症
- エキノコックス症
- 疥癬(かいせん)症
※寄生虫とは「体表や体内に生息することで宿主から栄養分を吸収する」という、病原体の生存の手段に着目した呼び方です。動物の体表や体内に生息するだけでなく、宿主から栄養を吸収するなど害をもたらします。
もっと詳細が知りたいという方は下記「国立感染症研究所」のホームページに各感染症について詳しく記載がありますので、参考にご覧ください。
新型コロナウイルス(COVID-19)は犬にもうつる?

これまでに新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したヒトからイヌ、ネコが感染したと考えられる事例が数例報告されています。
また、動物園のトラやライオンの感染(飼育員から感染したと推察されている)事例も報告されています。
ただし、新型コロナウイルスは主に発症したヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染により感染することが分かっており、現時点では、ヒトから動物への感染事例はわずかな数に限られています。
感染してしまった犬も症状が少ないことがわかっており、つらい思いをする可能性は人よりは低そうです。
しかし、猫やミンク(イタチ科)はコロナウイルスの感受性が高く、呼吸困難などの症状がみられるという報告があり、飼い主さんがうつさないための注意が特に必要です。
また現状では、新型コロナウイルスが「ペットから人」に感染した事例は報告されていません。
※2021年7月7日時点の「厚生労働省のホームページ」を参照しています。

人⇒ペット 数件あり
ペット⇒人 現状なし
ということですね。
人獣共通感染症(ズーノーシス)を予防するには?

病原体に触れないようにすることが重要です!
愛犬でも過剰な接触は避ける
口移しでご飯をあげたり、同じ食器を使ったりしないようにしましょう。
愛犬と遊んだ後は、しっかりと手を洗うことも重要です。
また、一緒に寝ることなどもできれば避けた方が良いそうです。

一緒に寝たいと思いますが愛犬のためです!
愛犬が感染しないためのケア
狂犬病やフィラリア症などは特に予防薬の投与や予防接種を行いましょう。
また、犬同士の喧嘩等による感染を予防するために爪切りをしましょう。体に付着して感染が起こることを防ぐために体を清潔に保つことなども必要です。
愛犬がゴキブリやネズミなどの病原菌を媒介する昆虫やどうぶつを口にしないように気をつけることも重要です。
愛犬を清潔に保ってあげることは飼い主の責務です!
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生活環境を清潔に保つ
人も犬も生肉を摂取しないようにしましょう。また、まな板や包丁の洗浄などに気をつけましょう。
愛犬の糞尿はすみやかに処理しましょう。
おかしいと感じたらすぐに病院へ
愛犬や飼い主さんの体調がいつもと違うと感じたときには医療機関を受診しましょう。

結果、何でもないのが一番です!
空振りでも良いので気になったらすぐに病院へ行きましょう!
※飼い主さんの体調がすぐれず医師の診察を受けるときには、必ず「どうぶつを飼育していること」を伝えましょう。
それでも感染してしまった場合は?
愛犬を預ける場合は、日頃から面識のある知人を最優先に考えましょう。
その方が、愛犬にとってもストレスなく、安心して過ごせるはずです。
いざという時のために、事前に準備しておくことが重要です。
それでもペットの世話を頼める人がいない場合は、以下を参考にしてください。
東京以外の人は、各自治体にお問い合わせください。

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詳しいことは、上記のサイトで確認ください。
まとめ

今回は、人と犬との間で感染する可能性のある人獣共通感染症(ズーノーシス)についてご紹介させていただきました。
愛犬がどんな病気になる可能性があるのかを把握することで、健康で長生きし、共に暮らせる時間が増えるかもしれません。
愛犬の「病気」について知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
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